| 東北テレメディア開発が福利厚生で採用市場での差別化を図った方法
東北テレメディア開発株式会社
佐々木 恵様
鈴木 良一様

社名
東北テレメディア開発株式会社
業種
機械器具卸売業
当時会員数
約360名
利用サービス
売り手市場が続く中、採用活動における「差別化」に悩む企業は少なくありません。
東北テレメディア開発株式会社もまた、応募数の確保や内定辞退といった課題を背景に、採用力強化を目的として福利厚生制度の見直しを行いました。
同社が選んだのは、福利厚生倶楽部とカフェテリアプランの導入。
実質的な賃上げとしての設計や、採用フェア・説明会での活用など、福利厚生を「採用の武器」として活かす取り組みを進めています。
本インタビューでは、導入の背景から、制度設計のポイント、採用現場での手応えまでを詳しく伺いました。
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Q1:導入前に感じていた課題は?
鈴木様
時代の流れもあって、販売職が以前ほど人気のある職種ではなくなってきていると感じています。
そういった背景もあり、そもそも応募してくださる方の数をいかに確保するかという点が、課題だと思っていました。
佐々木様
今は売り手市場なので、競合他社も含めて、求職者の方は2社、3社を同時に進めているケースが多いと思います。
そのため、採用につながったとしても、内定辞退が発生してしまうことが少なくありません。
そうした中で、どうやって自社を選んでもらうか、どうアピールしていくかという点が重要になっていて、他社との競争にどう向き合っていくのか、そこが今は非常に難しくなっていると感じています。
鈴木さま
以前は誕生日休暇や各種手当など、いわゆる自社独自の福利厚生をいくつか個別に実施していました。
その結果、それぞれの制度を個別に運用する形になり、次第に管理や運用が煩雑になってきた、という課題がありました。
佐々木さま
実際、制度によっては1年で終わってしまったものもありました。
「まずはやってみよう」と始めたものの、継続に至らずに1年で終了したケースもありました。
こうした、当時あったいくつかの福利厚生施策を単発で実施していた課題、それらをまとめて整理する目的で、リロクラブ(福利厚生倶楽部)を導入しました。
鈴木さま
当社では毎年1回、全社員を対象としたアンケートを実施しています。
その中で出てきた社員からの要望に対して、社員の声をきちんと聞くという風土はもともとありますので、そうした意見も踏まえた上で、導入を検討しました。

Q2:他サービスとの比較について教えてください。
鈴木さま
役員が複数の福利厚生サービスを比較検討する一つとして、福利厚生倶楽部の情報を見つけたようです。
他社のサービスと比較した上で、内容の充実度などが要因となり、あまり迷わずに選定に至りました。
もともとは、他社の事例として食事補助の制度があることを知り、それがきっかけとなって検討を始めました。
食事補助自体ももちろん良い制度だと思いますが、食事に用途が限定されていたり、金額に上限があったりするよりも、もう少し幅広く使えるカフェテリアプランの方が良いのではないか、というご提案をいただいた経緯があります。
可処分所得という観点で見ると、実質的には給与とは別に、使えるお金が数万円分増える形になりますので、賃上げ施策の一環という位置づけも、かなり強かったと思います。
基本的な設計思想としては、導入の意思決定となっている賃上げ策となっている為、幅広いメニューを用意しています。
例えば、余暇で使える宿泊でのポイント利用などです。
特徴的な点としては、当社グループ内の事業でも利用できる点です。
具体的には、携帯電話ショップ、ベンリー、牛角、ゴルフパートナー、エニタイムフィットネスなど、グループ内で展開しているサービスでも利用できるメニューが用意されています。
こうしたことから、東北テレメディアさまのカフェテリアプランは、正社員には年間36,000ポイント(36,000円相当)が付与され、このポイントを利用して旅行やレジャー、自己啓発、健康増進、育児・介護支援など、自身のニーズに合わせたサービスを自由に利用できる制度となり、現在運用されています。
Q3:鈴木さま、佐々木さまはどんなメニューに使われましたか?
鈴木さま
例えば、スポーツ観戦ですね。
仙台でラグビーの日本代表戦が開催されたことがあって、実際に観戦しました。
そのときは普通にチケットを購入していたのですが、「これ、もしかして使えるんじゃないか」と思って申請してみたところ、問題なく利用できました。
ポイントが少し残っていた分については、年末に東京へ行った際のホテル代に充てて、そこで使い切った形です。
佐々木さま
私はもう、使い道は旅行一択ですね。
正確には、旅行の際のホテル宿泊費です。
もう旅行目的で、まとめて一気に使いました。
制度の導入が年度の途中からだったので、初年度は2月・3月分のポイントが付与されて、6,000ポイントでした。その分を含めて、最終的には合計で約4万2,000ポイントがたまりました。
そのポイントを、旅行の宿泊費に充てました。

Q4:利用の問合せはどのくらいの頻度で対応されていますか?
鈴木さま
運用については、問い合わせのほとんどをリロクラブのサポートセンターにお願いしています。
そのため、管理部門で個別に細かく対応することは、ほぼありません。
導入当初は多少問い合わせがあったものの、基本的には「リロクラブに問い合わせてください」という形で案内できており、運用面での手間はあまりかかっていないと感じています。
Q5:周知については何かやられていますか?
鈴木さま
せっかくの制度なので、社内広報もしっかり行って、もっと活用してもらいたいと考えています。
当社には社内報があり、毎月1回発行しているのですが、その中で不定期ではあるものの、カフェテリアプランの活用レポートを掲載しています。
「こんな使い方をされています」といった形で、先ほどお話ししたような具体的な事例を紹介することもあります。
Q6:導入後の効果はどうでしょうか?
佐々木さま
求職者からの反応自体は、かなり良いと感じています。
先ほどもお話ししたとおり、ポイントは実質的な収入アップにつながる側面がありますし、年間3万6,000円分を自分で自由に使えるお金と考えると、やはり関心を持ってもらいやすい制度だと思います。
佐々木さま
新卒・中途を問わず、説明会や採用フェアでは、福利厚生について話す企業はどこも多いと思います。
ただ、「実際にどんな福利厚生があるのか」という点まできちんと伝えられている企業は、意外と少ないのではないでしょうか。
そのため、他社との差別化とまではいかなくても、ほかの企業ではなかなか取り組んでいないカフェテリアプランの内容をしっかり伝えています。
実際に使った社員からも、かなり好評です。
「早く次のポイントが欲しい」「早く来年度にならないかな」といった声もあって、すぐに使い切ってしまった、という社員もいます。
申請自体もとても簡単なので、手間に感じることはほとんどなく、気軽に使ってもらえている印象ですね。
鈴木さま
内定者については、入社前から内定者福利厚生倶楽部を利用してもらっています。
具体的には、「この動画を事前に見ておいてください」といった形で案内し、あらかじめ(社会人マナーなどを)理解してもらうようにしています。

佐々木さま
採用においては、アピールポイントの一つとして、かなり自信を持っておすすめできる制度だと感じています。
求職者の方からの反応も良く、実際に話をすると興味を持ってもらえることが多いですね。
こちらとしても「使えるカードの一つ」だと感じています。
採用フェアなどのブースでは、他社もさまざまな福利厚生を打ち出しています。
最近だと、動画配信サービスが見放題といった福利厚生を前面に出している企業も多いですよね。
そうした、福利厚生を全面的に打ち出している企業と比較したときにも、自社ならではの魅力として伝えられる要素があるというのは、大きいと感じています。
ー本日はいろいろとお話いただきありがとうございました
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