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採用活動のオンライン化が企業にもたらすメリットとは?

採用活動のオンライン化は、昨今ニューノーマル(新しい常態)として定着しつつあるところまできています。

2021年も年明け早々から2度目の緊急事態宣言が発令されており、withコロナの状態が継続することは明らかです。そのような状況を鑑みて、Web面接導入済企業の約89%が、21年度の面接においても対面とWebを併用していく意向です。(スタジアム調べ) 次年度の面接開催意向 今すべての採用担当者は、「採用活動において対面とオンラインをどのように組み合わせていくべきか?」という課題を突きつけられています。

中でもオンライン採用のキーとなってくるWeb面接は、今まで慣れ親しんできた対面面接とどこが違うのか。 withコロナの時代に優秀な人材を獲得するためには、オンライン採用のメリットとデメリットをきちんと把握した上で、Web面接ツールを導入することが採用活動にプラスに働きます。 今回は、企業ごとの特性に合わせたオンライン採用の最適な導入方法・使い方のポイントについて、できるだけ分かりやすく解説していきます。

目次[非表示]

  1. 1.Web面接ニーズの高まり、対面面接との比較
  2. 2.オンライン採用導入のメリット(段階別)
    1. 2.1.説明会
    2. 2.2.書類選考
    3. 2.3.面接
    4. 2.4.面談
  3. 3.自社にマッチする人材を獲得するために必要なこと
    1. 3.1.オンライン化によるデータ分析の変化

Web面接ニーズの高まり、対面面接との比較

Web面接ニーズの高まり、対面面接との比較 新型コロナウイルスの感染拡大を契機にWeb面接へのニーズが急速に高まったということは、データからも明らかです。スタジアムが2020年7月に実施したアンケートでは、「Web面接を導入してどれくらい経過しますか?」という質問に対して、72%の企業が「今年度が初めて」と回答しました。 Web面接を導入してどのくらい経過しますか また、実施件数が急激に伸びている点でも、Web面接へのニーズの高まりを実感していただけるのではないでしょうか。 スタジアムが提供するWeb面接システム「インタビューメーカー」の四半期ごとのWeb面接実施数は、2019年度1-3月期と比較して、新型コロナウイルス感染拡大の影響が見えはじめた2020年度1-3月期では6.3倍、採用活動が活発になり始める4-6月期には39.9倍まで増加しました。 2020年度4-6月期については、前年比でみても20.5倍という大幅な伸びをみせており、新型コロナウイルスを機に多くの企業がWeb面接を積極的に利用していることがわかります。このように、多くの企業で選考のオンライン化が急速に進み、採用活動に変化が起きています。 「インタビューメーカー」オンライン面接の実行件数推移 具体的には、説明会から内定示達まで採用活動の全てをオンライン化した企業もあれば、書類選考の代わりに録画面接を導入し、面接はすべて対面で実施したケースなど様々です。 スタジアム社で「Web面接と来社型の対面面接を比較した際、どちらが優位と感じられるか教えてください」というアンケートをとったところ、「応募者対応にかかる労力」「事前準備」「費用負担」において、Web面接の方が対面より優位に感じられるという回答結果が出ました。一方で「期待している応募者との出会い」などの項目については対面の方が優位となっています。 Web面接と対面面接の比較 このようにWeb面接と対面面接それぞれの特徴をきちんと把握した上で、新型コロナウイルス感染拡大のような世の中の情勢、貴社の採用活動におけるスタンスを掛け合わせて、総合的に採用フローを策定していくことが採用担当者に求められています。 では、採用活動の各段階にオンラインを採り入れていくメリットはどのようなものがあるのか、具体的に見ていきましょう。

オンライン採用導入のメリット(段階別)

オンライン採用導入のメリット(段階別)

説明会

説明会をオンライン化することで、まず会場の確保が不要になります。参加人数が多ければ多いほど、その恩恵を受けることになるでしょう。 全国に拠点がある企業でも、各地に出張しての開催が不要になるため、移動や宿泊にかかる費用・時間を削減することが可能になります。これは応募者にとっても大きなメリットです。

書類選考

書類選考を録画面接に置き換えることで、応募者は24時間365日いつでもエントリーすることが可能となります。採用担当者も時間の制約なしに、1名あたり数分程度で確認作業を行うことが出来ます。この双方へのメリットは、母集団形成にプラスに作用することでしょう。 書類からは推し量ることのできない、応募者の人となりがこの段階で把握できるのも大きなポイントです。書類上は良さそうな人材に見えたが、実際に面接をしてみたら自社の理念・ビジョンにまったく合っていなかった、といったギャップを減らすことができます。

面接

採用担当者・応募者双方が移動にかかる費用・時間を削減することができるというのは説明会と同様です。オンラインに切り替えることで物理的に面接の実施回数を増やすことが可能になり、対面の時より多くの面接を重ねることで、貴社にマッチする人材と出会う可能性を高めることができます。 ツールによっては面接の録画機能を有しているものがあり、これを活用することで他の採用チームメンバーや人事など、面接官以外との映像ベースでの共有も容易になり、面接官の評価ブレ補正やトレーニングに活かしていくことも可能です。

面談

意外と効果的なのが面談のオンライン化です。対面よりカジュアルに設定することができるため、双方の都合が調整しやすくなります。内定辞退率の増加に頭を悩ませていたある企業が、面接の合間や内定後にオンライン面談を実施したことで、応募者とのコミュニケーションが深まり、結果内定辞退の抑止につながった、というケースもあります。 採用活動の段階ごとにオンラインを採り入れていくメリットを見てきましたが、次は「オンラインで自社にマッチする人材を獲得するために必要なことは何か?」について解説していきます。

自社にマッチする人材を獲得するために必要なこと

自社にマッチする人材を獲得するために必要なこと 対面・オンラインと手法は変わっても、採用活動を通じて自社の理念・ビジョンに共感してもらえる優秀な人材を獲得したいという目指すべきゴールは変わりません。

前段で、withコロナ時代の採用活動において、採用担当者はいかに対面とオンラインを組み合わせていくべきか、という課題に直面しているとお伝えしました。 前述の通り、72%の企業が今年度初めてWeb面接を導入した事実を鑑みると、2020年度はある意味で”Web面接元年”と言っても過言ではありません。 では次のステップに進む21年度の採用活動において、目指すゴールの達成に向けて、企業のオンライン採用活動はどのように進化していくべきなのか。キーワードは”質の向上”です。 先述した説明会・書類選考・面接・面談のオンライン導入のメリットを通じて、量の観点で対面をオンラインに置き換える、ということに対するイメージはもっていただけたかと思います。 次のステップとしては、単なる置き換えに止まらず、オンライン化のメリットを活かして採用活動の質を向上させていく必要がある、ということです。そして、オンライン採用の質を向上させるカギとなるのは”データ分析”です。

オンライン化によるデータ分析の変化

以前は対面で実施してきた大規模な合同説明会イベント、会議室等での説明会、書類選考、対面での面接、電話や対面での内定者フォローや入社後の面談等々。

オフラインで実施した選考や評価のデータをデジタルデータとして集めるのには大きな工数がかかるため、収集できる数字や分析にも限界がありました。

ところが、選考がオンライン化し、採用に関するデータがWeb上にデジタルデータとして集約されるようになったことが、採用データ分析に大きな変化をもたらしました。

Web説明会では開始から終了まで、チャット機能を活用した参加者の全コメントが一覧で抽出可能なため、説明会への参加態度・積極性を確認することが可能です。

質疑応答でも、誰がどのような質問をしていたのかコメントから把握できるため、参加者の積極性だけでなく、説明会参加時点での貴社志望度まで推測することもできるでしょう。

従来の説明会で収集できていた内容に加えて、これらの項目が加わることで評価・分析の幅が広がり、マッチング精度の向上が見込めます。

書類選考が録画面接に移行することで、人となりやコミュニケーション能力(表情、声の大きさ、言葉遣い、要約力など)を面接実施前に知ることができ、その評価データは合否ボーダーラインの分析やミスマッチ防止に大きく役立ちます。

Web面接専用のツールでは、リアルタイムで評価を細かく残せるものや、面接の録画や書き起こしを残すことができる機能があります。

どの面接官がどのような面接内容でどう評価したのかまで、細かくデータとして残すことができ、内定者傾向分析などに活用できます。

これは、ミスマッチ防止に大きく貢献するでしょう。

エントリーから退職までの選考・面談データを一貫して管理することで、どの接触タイミングでのミスマッチが退職につながったのかを分析しやすくなります。

また、長期勤続者や優秀者の選考時点での傾向分析も可能となるため、その分析結果を選考に反映して、より求める人物像に近い人材を採用することができるといえるでしょう。

配属や異動の際にも、選考の面接録画や過去の配属先での面談録画を事前に配属部署に共有することで、ミスマッチを軽減し、早期退職を未然に防ぐきっかけにもなり得ます。

ここまで「採用活動のオンライン化が企業にもたらすメリットとは?」をテーマに、対面とオンラインを組み合わせた最適な採用活動を企業ごとに模索することの重要性、オンライン採用導入のメリット、また自社にマッチする人材を獲得するためにカギとなる”データ分析”について解説してきました。 スタジアムが提供する「インタビューメーカー」は、採用活動をオンラインで実施するのに必要な多くの機能を提供するWeb面接特化型システムです。採用活動のオンライン化について課題に感じていることがあれば資料請求してください。

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RELO総務人事タイムズ編集部
RELO総務人事タイムズ編集部
RELO総務人事タイムス編集部です。 本メディアは、「福利厚生倶楽部」の株式会社リロクラブが運営しています。 「福利厚生倶楽部」の契約社数は19,200社、会員数710万人という規模で、業界シェアNo.1を誇ります。 従業員満足を追求する人事や総務、経営者の皆様にとって少しでも有益になる情報を発信していきます。

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