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タレントマネジメントシステムで人材を最大限に活かす。選定ポイントとおすすめのシステム

タレントマネジメントシステムは、ただ社員を管理する労務向けのシステムではなく、社員の能力やスキルも含めて管理する人材開発ツールです。

本記事では、タレントマネジメントシステムを導入するメリットや、オススメのシステムを紹介しています。

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目次[非表示]

  1. 1.タレントマネジメントが求められる理由
    1. 1.1.価値観の多様化
    2. 1.2.経営戦略の変化
    3. 1.3.労働市場の変化
  2. 2.タレントマネジメントシステムとは
    1. 2.1.タレントマネジメントシステムの主な機能
  3. 3.タレントマネジメントシステム導入のメリット・デメリット
    1. 3.1.タレントマネジメントシステム導入のメリット
    2. 3.2.タレントマネジメントシステム導入のデメリット
  4. 4.タレントマネジメントシステムの選定ポイント
    1. 4.1.選定ポイント1.タレントマネジメントシステム導入の目的と合致しているか
    2. 4.2.選定ポイント2.導入の負担が少ないか
    3. 4.3.選定ポイント3.セキュリティ面で安心か
    4. 4.4.選定ポイント4.柔軟性や拡張性はあるか
  5. 5.おすすめのタレントマネジメントシステム「スキルナビ」
    1. 5.1.「スキルナビ」導入手順
    2. 5.2.「スキルナビ」の効果をだすためにやること



タレントマネジメントが求められる理由

タレントマネジメントが求められる理由 タレントマネジメントは、1990年代にアメリカの大手コンサルティング会社マッキンゼー&カンパニー(McKinsey & Company)が掲げた「War for talent」(人材育成競争)というキーワードから生まれた言葉です。

タレントマネジメントの「タレント」は従業員を指しており、タレントマネジメントとは従業員のもっているスキルや能力などの情報を一元管理して、人材を最大限に活かすための人材配置や人材育成を行うことです。

タレントマネジメントが注目されている理由は、近年、仕事に対する価値観の変化や労働市場の流動化が盛んになったことで、従業員自身が企業組織に合わせるというよりも、企業が人材をどう活かすのかに注目が集まるようになったからです。

価値観の多様化

従来の日本社会では、終身雇用や年功序列が当たり前で、従業員は一企業の歯車でしかないといった考え方が根強くありました。

しかし、近年の日本では、仕事に対するやりがいや社会的意義をもとめ、転職をすることが一般的になりつつあります。

また、プライベートの時間を大切にする人も増えてきました。

そのため、優秀な人材確保を行うため在宅ワークや時短勤務といった多様な働き方を企業は導入することになり、確保した人材をどのように活かしていくかという点に課題をもちはじめました。

経営戦略の変化

変化したのは価値観だけではありません。

テクノロジーの進化によって、経営戦略の意思決定のあり方も変化しています。

特に新規事業立ち上げなどは、競合他社に負けないようスピードをあげて開発を進めています。

そのため、人材を適材適所に配置するため、従業員ごとのスキルや活動履歴などから、適切な人員を抽出し、最適なプロジェクトへの配属をするために時間を多く割いている企業が増えています。

労働市場の変化

価値観の多様化が進むにつれ、労働者の流動も盛んになっています。

また、日本の人口は減少傾向にあるため労働者数もピーク時に比べると減少しており、人材確保が難しくなっています。

そのため、企業には効果的な育成や人材配置をすることで一人ひとりの能力やポテンシャルを最大限に活かすことが求められています。

タレントマネジメントシステムとは

タレントマネジメントシステムとは タレントマネジメントは、経営戦略を人事の面から支えることを目的としています。

経営戦略の変化に伴って、優秀な人材の抽出に加え、従業員の能力やポテンシャルを管理し、最大限に活かすための施策を行っていきます。

タレントマネジメントを行うためには、様々なデータが必要なため、能力やスキルが簡単に管理できるタレントマネジメントシステムが注目を集めています。

タレントマネジメントシステムは、従業員の基本情報・能力・人事評価などを一元管理するシステムです。

また、収集したデータを分析することで戦略的な人材配置や人材育成を行うことが可能なため、今までエクセルや紙で管理していたものがすべてデータベース上で管理・分析できます。

タレントマネジメントシステムの主な機能

タレントマネジメントシステムの主な機能としては、以下の10個があげられます。

  • 従業員の基本情報
  • 組織の管理
  • 目標管理
  • 人事評価管理
  • スキル管理
  • 業務やプロジェクトの経験管理
  • 研修管理
  • アンケート機能
  • 分析機能
  • シミュレーション機能

などの機能があります。

また、カスタマイズをすることで自社に合わせた人事評価制度や人材管理方法を行うことが可能になります。

タレントマネジメントシステム導入のメリット・デメリット

タレントマネジメントシステム導入のメリット・デメリット タレントマネジメントシステムを導入することで、業務効率化や優秀な人材を見逃さなくなるといったメリットがある一方で、デメリットもあります。

今の企業体制や状況に応じて導入するべきかどうか見極める必要があります。

タレントマネジメントシステム導入のメリット

タレントマネジメントシステムを導入する代表的なメリットは4つあります。

メリット1.人事業務効率化

人事業務は従業員一人ひとりの管理を行うため、非常に細かい作業が要求されます。

人事の業務は採用や研修、人事評価などありますが、一連の業務がすべてタレントマネジメントシステムで運用が可能です。

また、すべてのデータがシステムに蓄積されていくため、人事異動などの際に情報をさかのぼる必要がありません。

個別に管理していた従業員の人材データを一元管理することで、人事部の業務を大幅に削減できます。

メリット2.従業員のモチベーション管理・離職アラートの発見

タレントマネジメントシステムを導入することによって、人材データをもとに客観的な人事評価ができるので、従業員は正当な評価がされていると感じられるため、モチベーション向上につながります。

人事評価で不満を抱く人が減ったり、人事評価が不満で退職したりすることも少なくなります。

また、アンケート機能などを活用して従業員の企業満足度なども図ることが可能なので、離職を早期に察知し、回避することができます。

メリット3.人材の最適配置

タレントマネジメントシステムは従業員の目標管理や目標の達成率、人事評価はもちろん、目標達成に向けて受けた研修や資格情報などの管理を行えます。

そのため、人事異動の際の配置やプロジェクトへのアサインの際に活用できます。

メリット4.幹部候補の抽出・育成

タレントマネジメントシステムに蓄積された人材データをもとに、幹部に必要な能力や条件から次の幹部候補を抽出することが可能です。

また、研修なども表示できるため、足りないスキルや経験があれば育成を行うこともできます。

タレントマネジメントシステムを導入することによって次世代を担う幹部候補を早期に発見し、育成することで企業の発展に寄与するでしょう。

タレントマネジメントシステム導入のデメリット

もちろんタレントマネジメントシステム導入にはデメリットもあります。主なデメリットは2つです。

デメリット1.導入コストがかかる

導入にあたっては、システム利用料やデータを移行する際の手間がかかります。

そのため、企業の規模や状況に合わせて導入を決定する必要があります。

しかし、導入費用はサービスによって大きく幅があるので、予算を決定し相談してみるのがよいでしょう。

デメリット2.制度の改定や混乱

タレントマネジメントシステム導入のタイミングで、人事評価制度の見直しを考える企業も多くあります。

そのため、タレントマネジメントシステムの導入によって社内体制が変化したり、システムをあまり理解しないまま導入を終えてしまうと社内に混乱が生じてしまうこともあります。

タレントマネジメントシステムの選定ポイント

タレントマネジメントシステムの選定ポイント 近年、日本の企業でタレントマネジメントが導入されると同時に、多くの企業がタレントマネジメントシステムの開発を行っています。

自社の人材管理や人事評価にはどのようなシステムと相性がいいのかを迷うことがあるでしょう。

タレントマネジメントシステムを導入する上で選ぶポイントとなるものは以下の4つです。

  • タレントマネジメントシステム導入の目的と合致しているか
  • 導入の負担が少ないか
  • セキュリティ面で安心か
  • 柔軟性や拡張性はあるか

選定ポイント1.タレントマネジメントシステム導入の目的と合致しているか

タレントマネジメントシステムといってもその導入目的は、組織の活性化を目的として導入する、従業員のストレスチェックやモチベーション管理を行う、人材データ管理に特化など様々です。

そのため、自社にタレントマネジメントシステム導入を行った際に一番活用したい機能や、現在の人事評価制度を変わらず運用できるかなどが選定のポイントとなってきます。

選定ポイント2.導入の負担が少ないか

システムの導入を行う上で、担当者やシステムを使用する現場の担当者の負担が少なくすむかというのも選定のポイントです。

今まで行っていたやり方を変えるだけではなく、導入の際に準備に追われてしまうと、通常業務を行う中での導入はなかなか難しくなってしまいます。

また、導入に手間がかかると聞いただけで難しいシステムと感じ、社内で浸透しなくなってしまう恐れもあるため、導入負担の軽さがカギとなってきます。

選定ポイント3.セキュリティ面で安心か

従業員の個人情報を管理するため、セキュリティ面での安心も欠かせません。

国際基準で認められているISO27001(ISMS)を取得しているかなど、安心安全なセキュリティである保証がされている企業を選定することは、タレントマネジメントシステム導入を検討する上で必須事項となってきます。

また、基本的なことですが、

  • パスワード
  • 特定IPからのアクセス権限の設定が可能か

といった機能があるかも確認ポイントとしてあげることができます。

タレントマネジメントシステム導入の際、上記のような説明がない場合には質問し、確認しておくと安心です。

選定ポイント4.柔軟性や拡張性はあるか

タレントマネジメントシステムは単なる従業員の人材データ管理ではありません。

従業員のスキルや特性などを分析し、活躍する人材を増やすことが目的です。

そのため、企業に合わせてある程度の柔軟性や拡張性のあるものでなければなりません。

決まったテンプレートのみしかないタレントマネジメントシステムは、自社にとって合わないケースが多いです。

逆に柔軟性のありすぎるタレントマネジメントシステムは、設定などを自社で行わなくてはならない可能性が高く、導入までに時間がかかってしまうことがあります。

テンプレートがあり、その型に沿って導入を行い、自社で項目追加が簡単にできるといったシステムを選択するとバランスがよいでしょう。

おすすめのタレントマネジメントシステム「スキルナビ」

おすすめのタレントマネジメントシステム「スキルナビ」 最後におすすめのタレントマネジメントシステム「スキルナビ」を紹介します。

「スキルナビ」の導入手順と効果を出すためにやることは、以下です。

「スキルナビ」導入手順

 「スキルナビ」導入手順 「スキルナビ」の導入手順はとてもシンプルです。3つのステップで完了します。

ステップ1.ヒアリング

各企業に合わせた本番環境を構築するため、人事評価制度やどういった分析を行いたいのかといったヒアリングを行います。

「スキルナビ」はどのような人事評価でもテンプレートに当てはめることが可能です。

また、どのような人材を抽出したいのか、育成したいのかまでまとまっていると、デモ画面で分析画面などを確認できます。

ステップ2.機能の提案

ヒアリング後、認識に齟齬がないか詳細な機能の提案をします。

「スキルナビ」のテンプレートに用意がない機能については、カスタムを提案し、企業様の要望に沿った開発を行います。

ステップ3.デモの確認

「スキルナビ」上で行える情報管理画面や、分析画面を実際にデモで確認できます。

ボタン操作を行うだけで従業員情報の掛け合わせを行い、分析することが可能です。

「スキルナビ」の導入機関と導入後のサポート体制

導入決定後、1ヶ月でシステムが完成し導入できます。

また、契約開始から専属のカスタマーサポートが企業の担当者をサポートします。システムに慣れるまで何度でも追加料金なしで相談可能です。

「スキルナビ」の効果をだすためにやること

「スキルナビ」の効果を最大限に出すためには、導入前と導入後にやることがあります。

「スキルナビ」導入前

人事評価制度があり、タレントマネジメントシステムを導入することによってどのような業務効率を行いたいのか、どのような分析を行いたいのかがある程度明確になっているとよいでしょう。

もちろん導入後に整える部分があってもよいですが、理想やイメージがあると導入後のギャップがないので、できるだけ明確なイメージをもっておくことが大切です。

「スキルナビ」導入後

「スキルナビ」の効果を最大限に出すために大切なことは、導入後は継続して使用するということです。

従業員の情報や人事評価の情報などがデータとして蓄積されていくため、更新を継続していくことが大切です。

​​​​​​​導入当初はシステムに慣れておらず、使い方がわからないということも多々ありますが、専属のカスタマーサポートに気軽にご連絡いただければ、迅速に対応いたします。

「スキルナビ」の資料請求・お問い合わせはこちら

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