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リモートワークで負担が倍増した中間管理職を救うコーチング

リモートワークの浸透によって中間管理職の業務量は増加し、「現場の状況が見えづらくなった」、「会議で発言しないメンバーの扱いが難しい」、「スタッフの育成により気を遣うようになった」という声が増えています。 今回はマネジメントを機能させるために何が必要なのか、マネージャー(管理職)層の育成にコーチングが有効な理由やコーチング導入のメリット・デメリットなどを解説します。中間管理職のマネジメント能力の有無は、企業の業績に多大な影響を与える要因です。成果のあがる組織をつくるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

目次[非表示]

  1. 1.コーチングがマネージャーの育成に有効な理由
    1. 1.1.中間管理職の負担が増えている
    2. 1.2.マネージャーを支えるコーチ
  2. 2.コーチングの種類、内容はどのようなものがあるのか
    1. 2.1.コーチングの種類
    2. 2.2.コーチングの内容
  3. 3.コーチング導入のメリット・デメリット
    1. 3.1.コーチングを導入するメリット
    2. 3.2.コーチングを導入するデメリット
  4. 4.コーチングによるマネージャー育成で成果を出すために必要なこと
    1. 4.1.本人に変化する気があるかどうか
    2. 4.2.社内で希望者を募る
    3. 4.3.受講者同士の交流の場を設ける
    4. 4.4.最初にマネジメント研修を実施する
  5. 5.コーチング+研修の「ソダテル」を活用する
    1. 5.1.オンラインで参加できるマネジメント研修
    2. 5.2.好きなコーチを選べる
    3. 5.3.オプションで、スタッフへの1on1代行もしてくれる手厚い対応
  6. 6.「ソダテル」の導入手順

コーチングがマネージャーの育成に有効な理由

コーチングがマネージャーの育成に有効な理由

中間管理職の負担が増えている

ウィズコロナの時代、最も困難に直⾯しているのが30-40代の中間管理職です。ハラスメント基準の厳格化、多様になったスタッフへの対応、副業・兼業解禁へのサポート、残業時間の削減、リモートワークの普及を進めながら、そのうえで⽣産性の向上までも実現しなければなりません。 中間管理職(マネージャー)は、次のような厳しい現実に直面しています。

メンバーの価値観の多様化が負担に

仕事に対する価値観は多様化し、メンバーの数だけ存在するようになりました。 仕事に⼈⽣を賭ける⼈、仕事より趣味を⼤切にする⼈、⼦育てとのバランスを重視する⼈、介護の必要な家族を抱える⼈、将来独⽴や転職を考えている⼈など、価値観の多様化がマネージャーの負担を増やしています。

負担が増えても成果を求められる

マネージャーはかつてないほどの厳しい状況に置かれ、課題は増えるが成果を求められ、メンバーのマネジメントにも悩みが尽きません。いま多くのマネージャーが苦しんでおり、ここまで多様化と複雑化を極めた職場課題にひとりで⽴ち向かうのは、あまりにも酷な状況です。

マネージャーを支えるコーチ

マネジメント専任のマネージャーが多かった時代と違って、現代では多くの企業でプレイングマネージャーが増加しています。プレイヤーとして自ら成果を上げることと同時に、マネージャーとしてチームの成果も上げなければなりません。 プレイングマネージャーの中には「プレイヤーとしての仕事が8割で、メンバーのマネジメントには2割程度の時間しか割けていない」という人もいます。

マネージャーとして成長するためのコーチ

マネージャーとしての役割を果たそうと思っても、そもそもマネジメントの方法論をきちんと学ぶ機会がなかったり、相談に乗ってくれるコーチが社内にいなかったりで、自分の抱えている仕事をこなすだけでも精一杯な状況です。 ところがマネージャーにコーチをつけて毎月コーチと話す機会ができると、

  • 自分の状況が客観的にみえるようになる
  • 思考の整理がついて心に余裕が生まれる
  • その結果、業務が進み生産性や効率が上がる
  • 自分自身と向き合うので、人としても成長する

といった効果や効能があらわれてきます。

部下を育成できるようになるコーチング

一昨年から注目されている1on1ミーティングを取り入れた企業も多いと思いますが、あまり意味のある時間にできなかったので途中で辞めてしまった、という企業も増えています。 マネージャーの中には、「そもそもまともな1on1をした経験もなく、何を話せばいいのか分からない」、「いちいち時間をとらなくても普段の業務の中で話しているから、別にいいじゃないか」という意見もあります。 こうしたマネージャーがコーチングを受けることで、傾聴とはどういうことかが身をもって理解でき、1on1の時間に何を話せばいいのかのイメージがつくようになります。チームメンバーが育つことで部署のパフォーマンスが改善し、業績アップにつながっている企業もあります。

コーチングの種類、内容はどのようなものがあるのか

コーチングの種類、内容はどのようなものがあるのか

コーチングの種類

コーチングといっても、ビジネス向けの目標達成コーチングやマーケティングコーチ、スポーツに活かすコーチング、子育てに活かせるコーチング、健康指導のコーチングなど、実に様々な種類のコーチング資格が存在しています。 1日3万円で取得できる手軽な資格もあれば、1年間100万円を費やした上で実技試験に合格してやっと獲得できる本格的なコーチングの資格もあります。 企業のマネージャー育成を目的とするなら、国際コーチ連盟(ICF)が認定するACC、PCC、CPCCの資格や一般財団法人生涯学習開発財団の認定コーチ、認定プロフェッショナルコーチ、そしてNLP(神経言語プログラミング)マスタープラクティショナーなどが有名なところです。

コーチングの内容

ビジネスシーンにおけるコーチングの内容は、主に次のような流れとなります。

  1. 課題発見:いまの課題をヒアリングし、テーマを決めます
  2. 原因分析:その課題の原因を深堀していきます
  3. 解決策の立案:根本原因を解決する方法をブレストし、解決策を模索します
  4. 思考の整理:ここで「頭じゃ分かっているんだけど…」という行動のブレーキが見つかったら、からまった思考と感情の整理を行います
  5. チャレンジの明確化:スッキリした状態で次の行動・チャレンジ目標を定めます

普段職場で行われている会議との違いは、思考の整理があるかないかです。心のなかにあるモヤモヤや行動を止めてしまっている心のブレーキをみつけて解除することによって、業務のスピードや生産性が上がるケースが少なくありません。 植物で例えると、目にしづらい根っこの部分や土の状態が、果実の数や品質を決めているように、内面に抱える課題を掘り出して解決することが、業務上の成果や結果につながってくるのです。 実を結ぶ「やり方、思い方、在り方」

コーチング導入のメリット・デメリット

コーチング導入のメリット・デメリット

コーチングを導入するメリット

プロのアスリートにはコーチが必須であるように、高い成果を求められるマネージャーにコーチをつける企業は増えはじめています。ここでは、外部のコーチをつけるメリットとデメリットについてみていきます。

メリット1.マネージャーが成長する

マネージャーにコーチをつけた企業では、実際に次のような変化が起きています。

  • 自分の状況が客観的に見えるようになる
  • 思考の整理がついて心に余裕が生まれる
  • マネージャーとしての改善点に目が向き、変わるよう努力しはじめる

メリット2.部下が成長する

コーチングを通じてマネージャー自身が身をもって1on1を体験するので、マネージャーの1on1能力が向上し、結果として部下育成につながっているケースが多いです。特に傾聴力と質問力が高まるので、部下の本音を引き出せるようになった結果、離職率が改善することもあります。

メリット3.業績が改善する

マネージャーと部下が成長するとチーム内の関係性もよくなり、結果として残業時間の減少やエラー・ミスの回数低減、離職率の改善、パフォーマンスの改善と業績アップにつながっています

コーチングを導入するデメリット

デメリット1.コストがかかる

マネージャーにコーチをつける一番のデメリットはコストが増加することです。大手や有名企業にコーチングを依頼すると、1回15~30万円のコーチング料がかかるため、20名のマネージャーにコーチをつけるだけで月額300~600万円のコスト増につながります。 コストパフォーマンスが高い企業をみつけることが鍵になります。

デメリット2.業界の専門知識まで持ち合わせていない

コーチは、顧客の思考や感情を整理して最良の判断に導くプロではありますが、依頼主の業界のプレイヤーとしてのプロではないので、業界の専門知識を伝えることはできません。

コーチングによるマネージャー育成で成果を出すために必要なこと

コーチングによるマネージャー育成で成果を出すために必要なこと

本人に変化する気があるかどうか

コーチの役割は月1回の指導と思考の整理です。マネージャーの代わりにマネジメントを遂行することはできませんので、成果を出すにはコーチングを受けるマネージャー自身の意識のもちようが大切になってきます。 例えば体重の減量を希望する人が、スポーツジムのトレーナーの指導を無視した生活習慣を続け、食事制限もしなければ痩せないのと同じように、本人が変化したいと本当に願っているかどうかは大事な要素です。

社内で希望者を募る

コーチが対話を通して内面に目を向けるよう促しますが、それでも組織のせい、上司のせい、環境のせいと他責にしてばかりで自分自身に目を向けられないマネージャーの場合は、コーチングを受けてもお金の無駄に終わるケースがあります。 そのため、コーチングを導入する際には、社内で希望者を募る形にすると最も効果が高まります。

受講者同士の交流の場を設ける

コーチングを受けているマネージャー同士の交流の場が定期的にあると、お互いに触発しあって成長スピードが伸びる傾向にあります。自分がどれぐらい理解できているのか、学んだことを実践できているのかを他者と比較できるので、切磋琢磨しあえる仲間の存在が学習意欲を刺激してくれます。

最初にマネジメント研修を実施する

以前コーチを付けたことがあるけど、成果につながらなかったという企業で耳にするのが、マネージャーがコーチングの時間に何を話せばいいのかがわからなかったという話です。 経営者や人事がよかれと思ってマネージャーにコーチを付けても、受ける側の心の準備ができていないと毎月の時間を有効に使うことができません。 コーチングを受けるマネージャーに対して、最初にマネジメント研修を実施し、その研修内容を使った1on1ができているかどうかをコーチングの時間に振り返ることで、学習効果を高めることができます。 コーチングを受ける側も「マネジメント研修で学んだことを実践してみたけど、ここが難しかったから教えて欲しい」、「こういうメンバーにはどのように対応すればよいか」などを質問することで、コーチングの時間が有意義な時間になります。

コーチング+研修の「ソダテル」を活用する

コーチング+研修の「ソダテル」を活用する 今回の記事では、企業の業績を改善する上でもマネージャーやメンバーを育成する上でもコーチングが有効な理由を解説してきました。 実際に社内にコーチングを導入するとなると多様なサービスがありますが、その中でも、

  • ビジネスに使えるコーチング資格を有している
  • 1回5万円程度とコストパフォーマンスが高い
  • マネジメント研修とセットで受講できる

この3点を備えたサービスの「ソダテル」を紹介します。

オンラインで参加できるマネジメント研修

「ソダテル」の研修はオンラインで受講できるので、離れた場所にコーチングを受けるマネージャーが散らばっているような業態でも、すぐに導入することができます。

好きなコーチを選べる

コーチングを依頼する際に自由にコーチを選べないサービスが多いのですが、「ソダテル」は審査を通過した30名のプロコーチの中から、業界経験や保有資格、年齢、性別、実績などを確認して、自分が好きなコーチを指名することができます。

オプションで、スタッフへの1on1代行もしてくれる手厚い対応

企業によっては、一人のマネージャーの下に50名のスタッフがいる組織もあれば、一人のマネージャーの下に100名以上のスタッフがいる組織もあります。マネージャー1人に対して、チームメンバーの人数が20名を超えると「個別に全員と1on1ミーティングをする時間を割けない」という声が増えてきます。 そのような声にこたえて、コーチがマネージャーの代わりにメンバーに対して1on1ミーティング(ヒアリングと簡単なコーチング)を行う「1on1代行」もオプション・メニューにあり、規模の大きな組織では重宝されています。

このような活用方法も

半年に1回、全従業員に「1on1代行」を実施して社内サーベイの代わりに活用される企業もあります。クラウドサービスと違って生身の人間が対話するので、アンケートでは浮かび上がってこないような現場のリアルな声が経営層まで届く、と好評です。 また、ある企業では福利厚生の一環として、オンラインでコーチングを受けられる「ソダテル」を従業員向けに展開されているところもあります。

「ソダテル」の導入手順

「ソダテル」の導入手順は以下のとおりです。

  1. 「ソダテル」の運営元(ワンネス)に問い合わせ
  2. サービスの内容と詳細の確認(オンライン可)
  3. コーチングの対象人数と開始時期の決定
  4. お申し込み

シンプルな料金体系で、自社の規模と課題、現状をヒアリングし、最適な組み合わせを相談することができます。お申し込みから1ヶ月とかからずに開始することができるのも魅力のひとつです。

料金体系:

  • コーチング 1回5万円(1時間)
  • 研修 1日50万円(オンライン可・50名まで)
  • 1on1代行 1回2万円(30分)

自社のマネージャーの育成に有効な「ソダテル」の詳細は、下記までお願いいたします。

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小野寺 孝典
小野寺 孝典
リロクラブ 執行役員(法人営業担当) 福利厚生管理士(EBアドバイザー) 約20年にわたって福利厚生制度の構築や利用促進のためのコンサルティングに取り組んでいる。 福利厚生倶楽部を基盤とした企業の経営課題を解決するための提案を得意としている。

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