
【2024年最新版】無料のおすすめLMS(学習管理システム)を徹底比較!
eラーニングの運用・管理をおこなうLMSは、効果的な人材育成をおこなうために大切なシステムです。しかし、LMSは多くのコストがかかるため、まずは無料でLMSを利用してから本格的に導入することがおすすめです。本記事では、無料で利用できるLMSを20サービスに厳選してご紹介します。LMSを選ぶポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
LMSとはeラーニングの運用・管理をおこなうシステムのことで、eラーニングを効果的に実施するために欠かせないものとして普及しています。しかし、LMSの利用にはコストがかかるため、「LMSを使いたいけど突然有料プランに加入するのはちょっと……」と考える方も多いでしょう。本記事では、無料で利用できるLMSを20サービスに厳選してご紹介します。LMSの選び方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.LMS(学習管理システム)とは
- 2.LMS(学習管理システム)の主な機能
- 3.LMS(学習管理システム)を導入するメリット
- 3.1.学習管理が簡単になる
- 3.2.研修費用が削減できる
- 3.3.従業員1人ひとりに合った知識を身につけられる
- 3.4.同じ質の研修内容を提供できる
- 4.無料でLMS(学習管理システム)を利用する方法
- 4.1.LMSを自社開発する
- 4.2.オープンソースを使って開発する
- 4.3.無料プラン・トライアルがあるLMSを選ぶ
- 5.無料トライアルのあるおすすめLMS20選
- 5.1.TalentLMS
- 5.2.learningBOX
- 5.3.Stock
- 5.4.AirCourse
- 5.5.LMS365
- 5.6.Learning Tracker
- 5.7.Schoo
- 5.8.etudes
- 5.9.Learning Ware
- 5.10.Smart Boarding
- 5.11.LearnO
- 5.12.ひかりクラウド スマートスタディ
- 5.13.CAREERSHIP
- 5.14.Teachme Biz
- 5.15.TANREN
- 5.16.ek-Bridge
- 5.17.shouin+
- 5.18.iTutor
- 5.19.E-learningASP
- 5.20.Cloud Campus
- 6.無料のLMS(学習管理システム)の選び方
- 6.1.目的に合った機能がついている
- 6.2.自社教育に合った学習ができる
- 7.無料のLMS(学習管理システム)を使うときの注意点
- 7.1.制限される機能を確認する
- 7.2.利用できるユーザー数をチェックする
- 7.3.利用可能期間を確認する
- 7.4.セキュリティ対策がされているか問い合わせる
- 7.5.有料プランへの移行が必要でないか確認する
- 8.有料LMSへの加入がおすすめな企業
- 8.1.受講人数が多い・増える
- 8.2.はじめてeラーニングを活用する
- 8.3.教材の作成が難しい
- 8.4.定期的に教材を更新する予定がある
- 9.有料プランのLMSに加入するときの7つのポイント
- 9.1.複数のサービスを比較する
- 9.2.必要な機能がついているか
- 9.3.適切な費用であるか
- 9.4.簡単に操作できるか
- 9.5.取り入れたい研修・教材があるか
- 9.6.オリジナル教材が作成できるか
- 9.7.サポート体制があるか
- 10.無料版からLMSを導入して社内教育を活性化させよう
LMS(学習管理システム)とは
LMS(学習管理システム)とは、eラーニングの運用・管理をおこなうシステムのことをいいます。
eラーニングとLMSは同じもののように感じますが、eラーニングはオンラインでテキストや動画教材で学習するもの、LMSは学習を運用・管理するものであるため意味が異なります。LMSはeラーニングを実施するための専用サイトと考えておきましょう。
LMSを導入すると、以下のようなことをおこなえます。
- 自社に合った教材の配信
- 教材の作成
- 従業員別のカリキュラムの作成
- テストやアンケートの作成
- 学習状況や進捗の管理
- 成績の管理やデータ化
- 導入結果の分析
これらがおこなえることにより、eラーニングを効果的かつ効率的に実施できます。
▼LMSについて、詳しく知っておきたいという方は次の記事も併せてご確認ください。
LMS(学習管理システム)の主な機能
LMS(学習管理システム)には、主に「教材配信・管理」「学習管理」の2つの機能が備わっています。具体的にどのような機能なのか解説します。
教材配信・管理
1つ目に紹介するのは教材配信・管理機能です。
教材には、導入したLMS内に含まれている既存教材と自社で作成した教材の2つがあります。ビジネスマナーやコンプライアンス研修など一般的な学習内容であれば既存教材を配信し、自社独自の知識を身につけさせたい場合は作成した教材を配信できます。
また、従業員のレベルや階層、職種などに合わせて配信する教材や受講順序などの設定や、テストやアンケートの作成も可能です。従業員に合わせた教材を配信したり、現在の教材の改善点が見えてきたりして、より効果的な学習を提供できます。
学習管理
2つ目は学習管理機能です。
具体的には、誰がどの教材でどの程度学んでいるのかという「進捗管理」や、従業員ごとの理解度やスキルが把握できる「成績機能」があります。
進捗管理で従業員の学習状況をリアルタイムでチェックすることで、学習を促進するアプローチができたり、従業員のモチベーションを上げる工夫ができたりします。
成績管理では学習によって知識レベルがどのように変化したのかのチェックが可能です。従業員1人ひとりの知識レベルが把握できれば、配属や人事評価などにも役立つでしょう。また、学習の理解度を確認すれば今後どのような教材を配信すべきなのかを検討する際に活用できます。
従来の研修では難しかった学習状況や知識レベルの把握ができるLMSを活用することで、より効果的な教育になるのです。
LMS(学習管理システム)を導入するメリット
教材の配信や学習管理によってeラーニングの運用・管理ができるLMSには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
- 学習管理が簡単になる
- 研修費用が削減できる
- 従業員1人ひとりに合った知識を身につけられる
- 同じ質の研修内容を提供できる
4つのメリットを1つずつ解説します。
学習管理が簡単になる
1つ目のメリットは、学習管理が簡単になることです。
LMSはクラウド上に従業員や学習状況、ステータスなどのデータが保存されます。従来の研修で必要だった誰がどの講座を受講したのか、理解度はどの程度かなどの情報を集計する必要がありません。手間が削減できるため、教育担当者の負担が軽減するでしょう。
また、学習管理の簡略化により従業員1人ひとりへのアプローチがしやすくなり、学習効果を高めることも期待できます。
研修費用が削減できる
2つ目のメリットは、研修費用が削減できることです。
従来のオフライン研修では、会場費や参加者への交通費、講師への謝礼、飲食代など多くの費用が必要です。しかし、LMSを使ってeラーニングを実施することで、これらの費用を抑えられます。講師に講義を依頼する場合も、一度録画すれば教材として多くの従業員に配信できるため、講義をおこなうごとにかかる費用が必要なくなります。
しかし、LMSの導入には0~20万円程度の初期費用、5~20万円程度の月額費用といったコストがかかります。従来の研修でかかる費用や得られる効果と照らし合わせてLMSを導入することが重要でしょう。
また、無料のLMSや無料デモが使用できるLMSを選択することもひとつの方法です。無料で使えるLMSについては後章でご紹介しますので、ぜひチェックしてください。
従業員1人ひとりに合った知識を身につけられる
3つ目のメリットは、従業員1人ひとりに合った知識を身につけられることです。
LMSでは、従業員のレベルや職種、学習状況、スキルレベルなどが可視化されたデータをチェックして、従業員1人ひとりに合わせて必要な講座やおすすめ講座を割り当てられます。
従来の研修は同じ内容を一斉に学ぶため、従業員のなかには「私にはレベルが高い」「この内容の知識は身についている」とそれぞれの学習ニーズに沿わないことがあります。また、従業員の苦手分野や理解度が低い分野も把握できず、従業員の知識レベルを効率的に上げるのが難しいかもしれません。
LMSを活用したeラーニングを導入することで、従業員1人ひとりに合った教材を配信でき、身につけるべき知識を集中的に学習でき、効果が得やすくなるでしょう。
同じ質の研修内容を提供できる
4つ目のメリットは、同じ質の研修内容を提供できることです。
従来の研修を拠点ごと・部署ごとなど数回に分けておこなう場合、研修内容に違いが出る場合があります。同じ内容の研修だとしても、講師によって教育方法が異なったり、内容に齟齬が生じたりする可能性が避けられません。
LMSを活用してeラーニングを実施すると、同じ講座を全従業員が受けられるため変わらない質で学習できます。従業員によって知識に差が出ないことは大きなメリットだといえるでしょう。
無料でLMS(学習管理システム)を利用する方法
LMSを導入するためには初期費用や月額費用などのコストがかかります。しかし、はじめてLMSを導入する場合や予算が限られている場合には、無料で利用できるLMSが嬉しいですよね。無料でLMSを利用する方法は3つあります。
- LMSを自社開発する
- オープンソースを使って開発する
- 無料プラン・トライアルがあるLMSを選ぶ
1つずつ解説します。
LMSを自社開発する
1つ目に紹介するのは、LMSを自社開発する方法です。
自社内のリソースを活用して自社開発することで、外部事業者に対して支払うコストを抑えられます。また、LMSの活用目的や用途に合わせて自社独自のLMSを制作できることもメリットです。
LMSのサービスに対して支払う費用はありませんが、開発コストや運用・保守に必要な人件費などの費用は必要です。また、要件定義からプログラミング、実装まで1から制作するため、大きなプロジェクトを立ち上げる必要があります。完全無料でないこと、開発が簡単ではないことを理解しておきましょう。
オープンソースを使って開発する
2つ目は、オープンソースを使って開発する方法です。
オープンソースとはシステムを構成するプログラムが無料で公開されているソフトウェアのことです。1から制作する必要がなく無料で利用できるため、1つ目の方法より容易かつ低コストだといえます。
また、制作したLMSに独自の機能を追加することも可能です。自由にカスタマイズして自社に合ったLMSを低コストで制作できるのは嬉しいポイントでしょう。
しかし、制作する際にはセキュリティ対策を徹底する必要があります。誰でも利用できるオープンソースを利用していることを踏まえてセキュリティ性が高いものを選びましょう。
無料プラン・トライアルがあるLMSを選ぶ
3つ目は、無料プラン・トライアルがあるLMSを選ぶ方法です。
LMSはさまざまな会社からリリースされています。有料のLMSが多いですが、中には無料で利用できるプランを提供しているものもあります。ユーザー数や期間、利用できる機能などが限られている場合が多いですが、「ある程度の機能がそろったLMSであれば問題ない」「少人数で利用したい」という場合には無料プランを利用するといいでしょう。
また、LMSの中には無料トライアルを提供しているものがあります。「LMSがどのようなものなのか見てみたい」「複数のLMSを比較したい」「いきなり有料プランに加入するのはちょっと……」という場合には無料トライアルの利用をおすすめします。
無料トライアルのあるおすすめLMS20選
LMSは初期費用0~20万円程度、月額費用5~20万円程度が相場となっています。しかし、LMSの導入費用はできるだけ抑えたいですよね。
本章では、無料トライアルのあるLMS(学習管理システム)をご紹介します。
TalentLMS
TalentLMSは従業員とコミュニケーションをとりながらeラーニングを促進できるLMSです。
TalentLMSは、テンプレートを選択することで、企業や課題に合わせて教材を調整するAIを活用したeラーニングを配信できます。また、AIを活用せずに教材を作成する際も、LMSにプレゼンテーションや動画などの資料を取り込むだけと簡単に進められることが嬉しいポイントです。
無料プランの特徴は、期間無制限でLMSを利用しサポートを受けられることです。利用できるのは5人までとなっていますが、「eラーニングを受講したい従業員が少ない」「少人数から試してみたい」という方にはぴったりでしょう。
learningBOX
learningBOXは教材作成から成績管理までeラーニング運用に必要な機能がそろったLMSです。
無料プランの特徴は、10人までの利用であれば期間無制限で無料で利用できることです。また、教材の作成や配信、成績管理、分析機能など豊富な機能がある中、ほとんどの機能を利用できることも嬉しいポイントです。
さらに、有料プランを低価格ではじめられることも特徴のひとつです。月額5,500円から提供しており、100人が利用できるプランでは、1人あたり月額55円ではじめられます。無料プランを利用したい方はもちろん、有料プランも検討している方にもおすすめできるLMSです。
Stock
Stockは簡単に情報管理ができるツールです。
eラーニング教材の配信機能はついていませんが、eラーニングや研修時に必要なデータを簡単にストックできます。「必要なデータをどこに保存したかわからない……」「チャットで送信されたデータが流れてしまった……」というトラブルを防げるため、効率的に業務を進められます。
eラーニング教材の配信よりも、すでに作成した教材の管理に特化したツールを使いたい方にぴったりなサービスです。
参考:「Stock」公式サイト
AirCourse
AirCourseは低価格で幅広い育成の課題を解決できるサービスです。
AirCourseの特徴は850種類以上の動画教材が受け放題でありながら月額200円/人から導入できることです。受け放題の動画では教育が難しい自社独自のスキルがある場合は自社オリジナルコースを作成できます。操作が簡単であるため、LMSをはじめて導入する方やシステムの操作が苦手な方でも安心です。
無料プランでは、人数・期間無制限でAirCourseの全機能・動画研修18コースを利用できます。既存教材の利用に制限はあるものの、コースの自社作成に利用制限はありません。自社での教材作成を重視している方におすすめなLMSです。
LMS365
LMS365はeラーニングとウェビナーを掛け合わせて管理できるLMSです。
eラーニングにおいては、PowerPointやWord、PDFなどをドラッグアンドドロップするだけで簡単に教材作成して実施できます。作成した教材は従業員ごとにコースを作成できるため、学習ニーズを満たせるでしょう。また、Teamsと連携すればウェビナーなどでのコミュニケーションを取ることも可能です。
無料プランの特徴は、基本機能を無料で使えることです。ただし、従業員に合わせた教材を組み合わせたコースの作成は1つのみになっています。また、サポートも受けられないため、一度LMSを試してみたい方におすすめできるといえます。
Learning Tracker
Learning Trackerは大阪ガスグループが提供するLMSです。
Learning Trackerの特徴は運用サポートが充実していることです。導入前に利用方法や運用方法などの研修、導入後は従業員からの問い合わせ対応、受講結果の集計などをおこなってくれます。eラーニングの実施に必要な業務を削減できるため、担当者の負担も軽減するでしょう。
また、既存教材の利用や自社教材の作成もおこなえます。学習ニーズに合わせて教材の企画から制作までサポートしてくれるため、はじめてeラーニングを導入する方も安心です。
Schoo
Schooは100種類以上の研修パッケージを提供しているサービスです。
Schooの特徴は配信されている8,000本以上の動画を視聴できるほか、生放送授業に参加できることです。eラーニングでは実現が難しいリアルタイムなコミュニケーションが可能になるため、疑問をすぐに解決できます。
ただし、Schooを無料で利用できるのは個人プランのみです。法人として登録する際は別途問い合わせが必要です。企業全体として利用するのではなく、従業員個人に自主学習を促進するときに役立つでしょう。
参考:「Schoo」公式サイト
etudes
etudeは1人から登録できる従量課金制のLMSです。
etudeの特徴はニーズに合わせて研修コースを作成できることです。動画やテストなどを取り入れたeラーニングで学べることはもちろん、eラーニングと集合研修を掛け合わせた研修の実施もできます。eラーニングで学んだ知識をさらに定着させるため、実践する場を設けられるのはメリットでしょう。
また、ユーザー1人から登録できるため、少人数でLMSを使ったeラーニングをはじめたい方にぴったりです。
参考:「etude」公式サイト
Learning Ware
Learning Wareは2,000社以上が導入しているLMSです。
Learning Wareの特徴は、教材の種類が豊富であることです。20年以上の教材制作実績を持ち、2,000以上の教材を制作しています。既存教材を利用できるだけなく、自社に合わせた教材の作成依頼も可能です。「自社独自の教材がほしいけど、作成するのは難しそう……」という方にぴったりです。
また、eラーニングだけでなくWEB研修やディスカッションにも対応しているため、研修を一元管理したい方にもぴったりなLMSだといえるでしょう。
Smart Boarding
Smart Boardingは40,000アカウント以上を保有するLMSです。
Smart Boardingの特徴は、トライアル期間に自社オリジナルコースを作成してくれることです。eラーニング導入を考えている階層や課題、求める教材内容をもとに10〜15の教材を作成してくれます。LMSのイメージをしっかりと持ちたい方におすすめです。
有料プラン加入後はeラーニングとオンラインレッスンを掛け合わせて受講できます。eラーニングで学んだ知識をオンラインレッスンで実践することで、知識の定着が進むかもしれません。
LearnO
LearnOは3,800社以上が利用するLMSです。
LearnOの特徴は、ユーザーの声をもとに年4回のバージョンアップ、月数回の改善をおこなっていることです。「こうなれば便利なのに」「このサービスを修正してほしい」などの声をもとにバージョンアップすることで、さらに使いやすいLMSになると期待できます。
導入後に活用していく中でどんどん進化するLMSを利用できることは嬉しいポイントではないでしょうか。
ひかりクラウド スマートスタディ
ひかりクラウド スマートスタディは低コストではじめられるLMSです。
ひかりクラウド スマートスタディの特徴は初期費用5,500円、月額198円~(1IDあたり)と低価格でありながらeラーニングに必要な機能が備わっていることです。従来の研修で使っている資料や動画をアップロードして学習コースを作成できることはもちろん、確認テストの自動採点や従業員とのコミュニケーション機能もついています。
機能数は豊富ではありませんが、「機能が多くても使いこなせるか不安」「はじめてのLMSは使いやすいものがいい」という方にはぴったりなLMSといえます。
CAREERSHIP
CAREERSHIPの特徴はeラーニングの配信や管理方法が柔軟であることです。複数拠点がある場合や階層別に研修をおこないたい場合でも、「誰に・いつ・何を」配信するのか、「誰が・どのように」管理するのかを決められるため、無駄な業務を省けます。
また、eラーニング教材の配信に加え、従業員ごとのキャリアや学習履歴を可視化する機能やスキルを体系化する機能などがついているため、人材育成に役立ちやすいでしょう。
Teachme Biz
Teachme Bizは飲食業や製造業、サービス業などに特化したLMSです。
Teachme Bizの特徴は、飲食業や製造業、サービス業などの業務において必要なマニュアルを簡単に作成できることです。テンプレートに沿って画像と文字を入れることで業務のステップを示すマニュアルをつくれたり、画像や動画編集を簡単におこなえたりなど、従業員に伝わりやすいものをつくれます。
また、20言語の自動翻訳機能もついているため、海外の方に業務ステップを伝えることにも役立ちます。
TANREN
TANRENは営業職・販売員の教育に特化したLMSです。
TANRENの特徴は、研修経験20年以上のコンサルタントがサポートしてくれることです。従業員の教育の基礎知識やTANRENを効果的に活用する方法、評価方法を教えてくれるなど、人材育成をトータル的にサポートしてくれます。
売り上げアップや企業の成長を目的に営業職・販売員の育成に力を入れたい企業向けのLMSだといえます。
ek-Bridge
ek-Bridgeは100万人以上が利用するLMSです。
ek-Bridgeの特徴は従業員数十人から数万人規模まで幅広い企業が活用できるLMSであることです。eラーニングの受講後にテストをおこなうカリキュラム、資料をダウンロードして動画教材を視聴しアンケートに答えるカリキュラムなど、受講人数や研修内容などに合わせて自社独自の研修を実施できます。
また、Microsoft Teamsと連携してオンライン研修の実施も可能。eラーニングだけでなく、実践的な研修もサポートしてくれることは嬉しいポイントです。
shouin+
shouin+は飲食業や美容業界、福祉業界などに特化したLMSです。
shouin+の特徴は新入社員やアルバイトの即戦力化を目指せるマニュアルを作成できることです。3ステップで簡単に動画マニュアルが作成できたり、利用状況や動画の視聴状況の分析で効率的に進められたりします。
そのため、現場が忙しく教育に手が回らない場合でも安心です。また、複数店舗ある場合も同じ質の教育を提供できるでしょう。
iTutor
iTutorは自動マニュアル作成ツールです。
iTutorの特徴はPowerPointを使う感覚でマニュアルが作成できることです。簡単操作でスライドがつくれることはもちろん、動画編集も直感的におこなえます。iTutorの調査によると、iTutorの利用でマニュアル作成時間が80時間から8時間に減少したという結果が出ています。
人材育成にまで手が回っていない企業や簡単にマニュアルを作成したい方におすすめできるLMSです。
E-learningASP
E-learningASPは月額0円から利用できるLMSです。
E-learningASPの特徴は教材作成が簡単なことです。PDFの資料や動画をアップデートするだけで教材が作成できます。画質の調整や拡張子の選択など複雑な設定をする必要がないため、教材の作成経験が少ない方でも安心です。
また、従量課金制であるため、頻繁にLMSを活用しない企業や小規模企業にとっては低コストで導入できるLMSといえるでしょう。
Cloud Campus
Cloud Campusはソフトバンクグループが運営するeラーニングプラットフォームです。
Cloud Campusの特徴は月額固定制でユーザー登録が無制限であることです。LMS導入後に受講人数が増えても追加費用を支払う必要がないため、受講人数に変動が考えられる場合や受講人数が多い場合にお得に利用できます。
自社での教材作成も可能ですが、年990円(1IDあたり)で100以上の教材を視聴することもできます。
無料のLMS(学習管理システム)の選び方
無料プランや無料トライアルのあるLMSは複数あるため、自社に合ったLMSはどれなのかわからない方も多いでしょう。無料のLMSを選ぶときは「目的に合った機能がついているか」「自社教育に合った学習ができるか」をチェックすることが大切です。
1つずつ詳しく解説します。
目的に合った機能がついている
1つ目のポイントは目的に合った機能がついていることです。
例えば、従業員の学習状況や理解度を理解して人材育成を進めたい場合はそれらのデータをグラフなどで可視化してくれる機能が必要です。また、従業員が意欲をもって学習してもらうためにコミュニケーション機能がついていると役立つでしょう。
このように、LMSを導入する目的を明確にしてから必要な機能がついているかを確認することが重要です。
自社教育に合った学習ができる
2つ目のポイントは自社教育に合った学習ができることです。
LMSの中には、営業職向け、サービス業向けなど職種や業界に特化した教材を提供しているものがあります。自社でどのような従業員を対象に育成したいのかを明らかにして、マッチした学習ができるものを選ぶことが重要です。
無料のLMS(学習管理システム)を使うときの注意点
無料のLMSはお得に使えるサービスですが、利用する際には以下5つのポイントに注意しなければなりません。
- 制限される機能を確認する
- 利用できるユーザー数をチェックする
- 利用可能期間を確認する
- セキュリティ対策がされているか問い合わせる
- 有料プランへの移行が必須でないか確認する
1つずつ解説します。
制限される機能を確認する
1つ目の注意点は、制限される機能を確認することです。
無料プラン・トライアルがあるLMSでは、全機能が使えない可能性があります。データ容量が大きい動画がアップロードできなかったり、視聴できる教材数に制限があったりするため、eラーニングを十分に活用できないかもしれません。
無料のLMSを利用する際は使える機能・使えない機能をチェックして、必要な機能が利用できるかを確認しておきましょう。
利用できるユーザー数をチェックする
2つ目の注意点は、利用できるユーザー数をチェックすることです。
無料のLMSの多くは利用人数が10~30人程度に制限されています。そのため、無料のLMSで多くの従業員にeラーニングを受講させることは難しいです。少人数で利用したい場合には問題ないかもしれませんが、受講人数が30人以上である場合には注意が必要です。
利用可能期間を確認する
3つ目の注意点は、利用可能期間を確認することです。
無期限で利用できる無料のLMSもありますが、多くのLMSは無料利用期間に制限があります。場合によっては「気づかないうちに有料プランに移行していた」ということもあるでしょう。
そのため、無料でLMSを利用する際は利用可能期間と期間終了後の対応を事前確認することが大切です。
セキュリティ対策がされているか問い合わせる
4つ目の注意点はセキュリティ対策がされているか問い合わせることです。
無料のLMSの中には、セキュリティ対策や個人情報保護がされていない場合があります。トラブルに巻き込まれないため、事前にセキュリティ対策はどの程度されているのか問い合わせることが重要です。
また、トラブルの際にはどのように対応してくれるのかも確認しておきましょう。
有料プランへの移行が必要でないか確認する
5つ目の注意点は、有料プランへの移行が必須でないか確認することです。
無料のLMSは機能やユーザー数などが制限されているため、有料プランへの加入が必要になることがあります。そのため、無料プランやトライアルの利用後に有料プランへの移行が必要になるかもしれません。無料のLMSを利用する際は、自社に合ったLMSかを確認して利用することが重要です。
また、LMS提供会社にも、「無料プランの利用後は有料プランへの移行が必須か」を確認しておきましょう。
有料LMSへの加入がおすすめな企業
無料プラン・トライアルでは機能に制限があるため、有料LMSへの加入が推奨される場合があります。有料LMSへの加入がおすすめなのは以下のポイントに当てはまる企業です。
- 受講人数が多い・増える
- はじめてeラーニングを活用する
- 教材の作成が難しい
- 定期的に教材を更新する予定がある
1つずつ解説します。
受講人数が多い・増える
有料LMSへの加入がおすすめなのは、受講人数が多い企業、増える可能性がある企業です。
無料のLMSでは受講人数が限られていることが多いため、「全従業員を育成したい」「今後入社する従業員にも受けさせたい」などの場合には有料プランへの加入がおすすめです。
有料LMSへ加入するときは、利用するユーザー数によってどのように費用が変動するのか、自社の受講人数に合ったプランはどれなのかをしっかりと確認しておきましょう。
はじめてeラーニングを活用する
有料LMSへの加入がおすすめなのは、はじめてeラーニングを活用する企業です。
eラーニングの実施にはスライド式や動画などの教材が必要です。また、理解度を測るテストを実施して学習状況を分析する必要もあります。
このように、eラーニングの運用には多くの業務が必要になるため、教材作成や学習状況の分析などの運用・管理をサポートしてくれるLMSを導入することがおすすめです。
教材の作成が難しい
有料LMSへの加入がおすすめなのは、教材の作成に難しさを感じる企業です。
有料のLMSは、テンプレートに沿って資料をアップデートするだけで教材が作成できるなど、教材作成スキルがない場合でも使いやすいです。また、LMS内の既存の講座を利用すれば教材を作成する必要がありません。
無料プラン・トライアルでは教材作成ツールや既存講座の利用が制限されていることが多いため、教材の作成に難しさを感じる企業は有料プランへの加入がおすすめです。
定期的に教材を更新する予定がある
有料LMSへの加入がおすすめなのは、定期的に教材を更新する予定がある企業です。
教材の作成が一度限りであれば無料プラン・トライアルでも問題ないかもしれませんが、情報を更新する場合や新たな教材を作成する予定がある場合には有料プランへの加入をおすすめします。
また、同じLMSで教材を作成することで操作にも慣れ、効率的に教材作成を進められることも、有料プランへの加入がおすすめな理由のひとつです。
▼リロクラブからは安価にご提供しているLMSをご用意しています。
有料プランのLMSに加入するときの7つのポイント
有料プランのLMSに加入するときのポイントは以下7つです。
- 複数のサービスを比較する
- 必要な機能がついているか
- 適切な費用であるか
- 簡単に操作できるか
- 取り入れたい研修・教材があるか
- オリジナル教材が作成できるか
- サポート体制があるか
1つずつ解説します。
複数のサービスを比較する
1つ目のポイントは、複数のサービスを比較することです。
LMSを使って人材育成を効果的に運用するためには、自社に合ったLMSを導入することが大切です。例えば、動画のeラーニングの実施が目的にもかかわらず、スライド式のマニュアルをつくれるLMSを導入しても効果は出ません。
ホームページや資料請求で自社に合った機能やサービスがついているか確認したり、無料プランやトライアルで試してみたりして、複数のサービスを比較しましょう。
必要な機能がついているか
2つ目のポイントは、必要な機能がついているかです。
例えば、自社オリジナルの教材を作成したい場合は「教材作成機能」、受講者から質問を受け付けたい場合は「コミュニケーション機能」、WEB研修も同時にサポートしてほしいなら「ライブ機能」など、必要な機能がついているかを確認する必要があります。
自社の教育課題や導入目的をもとに、必要な機能を洗い出しましょう。
適切な費用であるか
3つ目のポイントは適切な費用であるかの確認です。
使いやすさ・必要な機能がついていること・サポートが充実していることなどを考慮して、適切な費用であるかをチェックします。ただ安いLMSを選ぶのではなく、これらを確認することで効果的な運用が期待できます。
簡単に操作できるか
4つ目のポイントは簡単に操作できるかです。
充実したサービスがあっても、操作しづらいと十分に活用できません。そのため、パソコンスキルやIT知識が少ない方でも直感的に操作できるLMSを選ぶことが大切です。無料プランやトライアルで事前に操作性を確認しておくといいでしょう。
取り入れたい研修・教材があるか
5つ目のポイントは取り入れたい研修・教材があるかを確認することです。
実施したい研修は企業によって異なるため、必要となる教材も異なります。営業職に向けてeラーニングを取り入れる場合は必要な研修・教材があるかなど、職種・階層などターゲットにあったものがあるかを確認することが大切です。
また、ビジネスマナーやコンプライアンス、ハラスメント、ITスキルなど全職種が共通して学習できる教材が充実しているLMSを選ぶこともおすすめです。
オリジナル教材が作成できるか
6つ目のポイントは、オリジナル教材が作成できるかです。
企業によっては、既存教材では学べない自社独自の知識を身につけたい場合もあるでしょう。その場合には、オリジナル教材を簡単に作成できるLMSを選ぶことが大切です。テンプレートがあったり、動画編集をサポートしてくれたりなど、教材作成のサポートが充実しているものを選ぶことがおすすめです。
オリジナル教材の作成は、無料プランやトライアルでも試せることが多いため、使いやすさを確認しておきましょう。
サポート体制があるか
7つ目のポイントはサポート体制があるかを確認することです。
導入前に操作方法を説明してくれたり、実装までのレクチャーをしてくれたり、運用中の疑問やトラブルに対応してくれたりなどのサポートが充実していると、スムーズに運用できます。メールやチャットだけでなく、電話サポートがあると迅速に対処できるでしょう。
無料版からLMSを導入して社内教育を活性化させよう
eラーニングで効果的に人材育成を進めるために、LMSは欠かせない存在といえます。とはいえ、突然有料のLMSを導入するのは躊躇してしまいますよね。
まずは無料版のLMSを利用して、「本当に有料のLMSは必要なのか」「LMSの運用で必要な機能は何なのか」を確認してから有料版のLMSを導入してみましょう。
本記事でご紹介した無料のLMSやLMSを選ぶポイントを参考に、複数のLMSを比較したうえでLMSを本格的に導入することをおすすめします。LMSを十分に活用して、社内教育を活性化させていきましょう。